食事誘発性熱産生(しょくじゆうはつせいねつさんせい)/DIT(Diet Induced Thermogenesis)
【意味】
・食事で吸収されたカロリーが体熱を高めるのに使われること
・身体の機能として食事後に熱産生が行われ、代謝量が増えること
・食事後に身体が温かくなる現象
[Tips]
◎DITで消費されるエネルギーは栄養素の種類によって異なる
・たんぱく質を摂取⇒摂取カロリーのうち約30%が消費
・糖質を摂取⇒摂取カロリーのうち約6%が消費
・脂質を摂取⇒摂取カロリーのうち約4%が消費
◎食事誘発性熱産生を高めるポイント
・よく噛む(咀嚼筋の使用によるエネルギー消費と交感神経の刺激)
・たんぱく質を多めに食べる(消化の際に消費されるエネルギーが多い)
・筋肉を増やす(熱を発生させるためのエネルギー必要量が増える)
【使用例】
●山木先生が言うには、1日のエネルギー消費の内訳は、基礎代謝が約6割、生活活動量が約3割、食事誘発性熱産生が約1割とのことだ。
【関連ワード】
▶基礎代謝
▶生活活動代謝
〈参照〉
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-030.html